2016年09月29日

ベテランの技

 先日、正丸をドックした時、隣のレーンは3日後に進水式を控えた定置網などで操業する全長20m近い新造船だった。
 正丸をドックから降ろす日の朝行くと、船名を書く人が来ていて準備中だった。それから3〜40分後に見ると船尾はほぼ書き終わろうとしている。びっくりして「下書きはしないのですか?」と聞くと、「水平に枠があり書きやすい、(少し小さい)字の下のラインを引くだけだ、船首は斜めになるので上下に線を引く」
 近頃、船名を入れる場合はコンピューターで文字を切り出し、その文字を貼り付けることが多く、正丸もそうしている。ベテランというより、匠の技に近い。
DCF00448.jpg

 もう一つ驚いたのが、この新造船の船主は和歌山県だ。この造船場の近頃の受注はほとんどが県外だそうだ。その要因は、見積金額、製造技術の確かさと、船主の細かな希望に応じられる技術のようだ。
 一隻ごとに型枠を作るので、価格や形などへの希望がかなえられるのだと思う。

 看板屋さんや造船場の下町的技術の伝承を確実にしてほしいものだ。(新造船の受注をしなくなった造船場も多くなっている)
posted by masamaru at 10:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
達筆でお船にマッチしていますね。

下書きもしなくてかけるなんて プロです。

最近お手紙書くときも下書きしています。 泣

でもなるべくお手紙は書こうと思っています。

今日は雨でゴルフ キャンセルして帰ってきました。
Posted by michiko at 2016年09月29日 15:30
michikoさん

私が感心すると、「書くことより、近頃は高いところが苦痛になってきた」(写真の足場は1.8m程度)と、おっしゃっていました。
現場にはお一人で来ていたようなので、このような技術は継承されずに消えてしまうのかと、残念に思いました。

台風18号の通過後は秋晴れが続くと思います。それまでゴルフはお預けですね!
Posted by 正丸 at 2016年09月29日 21:09
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